映画【エスケイプ・ゲーム】あらすじ・ネタバレ・結末|廃病院で行われる命がけのゲーム…その目的とは?

サスペンス

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映画「エスケイプ・ゲーム」作品紹介

製作国

ベルギー映画

公開日

2019年

上映時間

90分

監督

ジャッカス・クルーガー

キャスト

ルーカス=チャーリー・パーマ・ロスウェル

ルーカス(少年期)=コア・エドワーズ

ルーカス(青年期)=イゴール・ヴァン・デッセル

クロエ=ロキサーヌ・メスキダ

映画「エスケイプ・ゲーム」あらすじ

ゲームが大好きで頭の良い青年ルーカスが、一人の女性との再会を経て、命がけのゲームに身を投じていく…

そして、ゲーム会場には他の参加者もおりそれぞれの思惑を持って互いを蹴落としていく。

次第に、精神までおかしくなっていく参加者たち…

いったいこのゲームの目的は?そして、最後に明かされる衝撃の真実とは?

映画「エスケイプ・ゲーム」あらすじストーリー結末【起】

この先ネタバレ含みます。

幼い頃から頭脳明晰で「神童」と言われていた青年ルーカス。

そんな彼は、いつものように職場で、仕事もせずゲームに没頭していた。

そんなある日、一年前に別れた彼女クロエが突然やって来る。

そして「ゲームに一緒に参加してほしい」とルーカスに告げた。

そのゲームとは、手がかりを元にその場所を特定する体感型謎解きゲームだという。

以前にも、彼らはこのゲームに挑戦していたが、最後の謎が解けずに諦めていた過去があった。

クロエがゲームの新しい手がかりを見つけたとルーカを誘う。

神童という名は伊達ではなくその謎を解き、ネット上に示された場所を探し当てることに成功する。

最後の謎を解くカギを見つけたルーカスは、クロエと共に手がかりが示した場所を目指した。

そこで見つけた見慣れないゲーム機。

更に新しい手がかりを見つけ、車に乗り、その場所へと移動する。

映画「エスケイプ・ゲーム」あらすじストーリー結末【承】

目的地は、廃墟と化したホワイトロック精神病院。

そこに現れた看護婦に指示され、2人は病院の中へと入っていく。

中には他にも、謎を解いてやって来た若者のレイ、マキシン、ジャブロウスキ。

更に、以前ルーカス達と一緒にゲームに挑戦していたナオミも参加していることを知る。

合計参加者はこれで6人となり、ひとつの部屋で顔を合わせる。

その後、スピーカーから響き渡る不気味な男性の声。

「すでにゲームは始まった」「命を懸けてゲームをし、

生き残った者に賞金を与えよう」というものだった。

さらに、参加者はペアを組みゲームに挑戦するようにと指示を受ける。

その後の説明で、分かったことは、部屋ごとに仕掛けられた謎を解き、

精神病院を脱出した者が勝者のようだ。

ゲームの説明が終わると6人は突然気を失い、

目覚めたルーカスは個室でパイプに腕を手錠で繋がられている。

その後、クロエと合流し、個室を抜け、先に進んだ。

次の部屋には、ベッドが用意されており、モニターを通し、

1人がベッドに寝るように指示を受ける。

クロエがベッドに寝ることになり、ゲームが始まると、

天井から刃物が飛び出し、徐々にクロエへと迫り始める。

モニターには、残り時間が表示される。

ルーカスは必死に謎を解き、クロエを救い出すことに成功する。

ただのゲームだと思っていたルーカスだったが、命の危険がある事に不信感を抱いていた。

しかし、そんな思いとは別に、クロエは何の迷いもなく次の部屋に進んでいく。

すると視線の先に、ナオミとジャブロウスキを見かけ、先を越されまいと走り出す。

ルーカスたちも後を追うが、先に指示された部屋に入られてしまった。

仕方なく、ルーカスたちも指示された部屋とは違う部屋に入っていく。

次の部屋にはピアノを弾く男性が「白鳥の湖」を奏でていた。

ゲームは黒鳥をエンブレムにしており、白鳥の湖はゲームのテーマとも言える曲だった。

ピアノにかまわず脱出のヒントを探していると、突然、炎に包まれる。

迫りくる炎に襲われながらも、なんとか謎を解いて部屋を脱出する。

次に向かった部屋では、参加者であるマキシンの亡骸を発見してしまう。

マキシンの首には、ドライバーが突き刺さっているという無残な最期だった。

激しく動揺する2人だったが、謎の手がかりを探すことにした。

手がかりを探していると、無理やり部屋のドアを開けようとする謎の人物が現れる。

マキシンを殺した奴ではないかと必死にドアを塞ぎながら、間一髪の所で脱出に成功した。

謎の人物から必死に逃げる彼らだったが、次の部屋に入ったところで、

部屋に閉じ込められてしまう。

映画「エスケイプ・ゲーム」あらすじストーリー結末【転】

ルーカスはそこで待っていた何者かに襲われ、

目覚めると死刑囚が座るような電気椅子に縛り付けられていた。

そこでは暗記テストを強要され、間違えると電流が流れるというサイコゲームだった。

ルーカスは緊張と恐怖のあまり、暗記ゲームを失敗してしまい、電流を流そうと看護婦がやってくる。

ルーカスは、隙を付き、看護師をなぎ倒し、部屋から逃げ出していく。

その後、別の部屋に隠れていたクロエを見つけ、今更ながらに、

大金に目がくらみ危険なゲームに参加してしまったことを悔いていた。

するとクロエが自分の過去は打ち明けてくる。

それは、過去に精神的に追い詰められ、精神病院に一年間入院していたというものだった。

これを聞いたルーカスは、自分が16歳の時に母親が強盗に殺された話をクロエに打ち明けた。

その時、ルーカスは恐怖で何も出来ず、

母親を助けられなかったことを今も悔やみ続けているとも語った。

話し終え、手がかりを探している途中に、部屋の中でナオミのカルテを発見した。

精神病棟だったこの建物に存在しているカルテ。

それは、ナオミが精神病を患っていたなによりの証拠だった。

〝情緒不安定でドライバーなど、尖ったもの持たせてはいけない”と記されていた。

2人は、マキシンを殺したのはナオミではないかと直感した。

薄暗い部屋にふいに明かりが付き、壁にはレイの死体を張り付けられている。

案の定、レイの死体にも、ドライバーが突き刺さっていた。

2人は恐怖を感じながらも、レイの死体から手がかりを見つけ部屋から脱出する。

次の部屋に向かう途中、2人はジャブロウスキに遭遇する。

ジャブロウスキは、ナオミとはぐれてしまい一人で脱出しているようだ。

その後、ある手がかりから建物内にある礼拝堂を探していた。

道中にクロエはナオミの書類の中にあった写真にルーカスの部屋にあった絵が映っている事に気付く。

それは、ルーカスにも身に覚えのないことだった。

そして2人は、何かを祈るようにぼそぼそと呟くナオミを見つける。

ルーカスはナオミを落ち着かせようとするが、

クロエは、ナオミがマキシンたちを殺したのではないかと問い詰める。

追い詰められたナオミは、持っていたドライバーで自分の首を刺して命を絶ってしまう。

ナオミを自殺に追いやったクロエを非難するが、クロエはひとり先へと進んで行く。

ルーカスも後を追い探していた礼拝堂にたどり着く。

そこには、血まみれのジャブロウスキの死体。

クロエは、ここに来た時は、ジャブロウスキはまだ息があったが助けられなかったと悔やんでいた。

ルーカスは参加者が次々死んでいくことに愕然としながらも、抜け出すヒントを探し始める。

礼拝堂から出る2階へのハシゴを見つけだし、出口へと向かう。

しかし、クロエに裏切られ、1人脱出していった。

ルーカスは燃え盛る苛立ちを抑え、後を追い出口へと向かった。

映画「エスケイプ・ゲーム」あらすじストーリー結末【結】

病院から出ると、血を流して倒れているクロエを発見する。

ルーカスはクロエの元に駆け寄るが、クロエは間もなく息絶えてしまう。

とうとう独りきりになったルーカスは、このゲームの首謀者が近くにいるに違いないと考察し、

森の中で仮面を被った男を発見する。

格闘の末、男の仮面を取ると、なんと自分と全く同じ顔をしていたのだ。

男は「これでお前の本性がわかる。俺に着せてきた罪を認めろ!」と叫んだ。

事の始まりは、クロエがルーカスをゲームに誘ったのではなく、

ルーカスの方がクロエを誘ったのだった。

クロエは、幻覚を見たり暴力を振るうルーカスに耐えきれず、ルーカスの元を去っていた。

更に、ルーカスの母親は強盗に殺されたのではなく、ルーカスが殺していたのだった。

幼い頃から頭の良かったルーカスを、母親は地下室に閉じ込め監禁し、

「神童」にすべく虐待しながら強引に勉強させていたのだ。

ルーカスは16歳の時、遂に地下室から脱出し、我を忘れ地下室にあったドライバーで母親を殺し、

ゲームの舞台となった建物である精神病院に収容されたのだ。

そこからルーカスの精神は今に至るまで、完全に病んでしまっていた。

ルーカスの精神はとうとう限界を迎え、自分自身の幻覚をずっとみていたのだ。

これまでの世界は、精神病を患ったルーカスの空想の物語であった。

そして、森の中で「クロエ以外の4人」の死体に囲まれ、

「助けてくれ!」と泣き叫ぶルーカスを、警察が保護する。

ルーカスが家に帰り地下室へ行くと、そこには母親の死体と、

暴行されたような傷を負って死んでいるクロエの死体が横たわっていたのだった。

映画「エスケイプ・ゲーム」感想

この作品は、精神病に侵されたルーカスの妄想で作られた世界を描いた作品でした。最後に明かされる精神病の中の世界にはとても驚きましたが、脱出ゲームというか、タンタンと話が進みタイトルに騙された感はありますが…色々は伏線があり、終始目が離せない映画でもあったかと思います!

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