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映画「ショーシャンクの空に」作品紹介
製作国
アメリカ映画
公開日
2014年
上映時間
143分
監督
フランク・ダラボン
キャスト
アンディ=ティム・ロビンス
レッド=モーガン・フリーマン
ノートン刑務所長 = ボブ・ガントン
映画「ショーシャンクの空に」あらすじ
妻のその愛人を射殺したと冤罪を着せられてショーシャンク刑務所に贈られたアンディ。
当初は、ひとりきりで過ごしていたアンディだったが、
次第に、彼のもつ人々に希望をもたらす不思議な力に受刑者たちの心を掴んでいく。
20年の歳月が流れ、
新しく収容された受刑者から自分が冤罪を着せられた事件の真犯人を掴む重要な情報を掴むのだが…
映画「ショーシャンクの空に」あらすじストーリー結末【起】
※この先、ネタバレを含みます。
若くして銀行の副頭取の任せられるアンディ。
しかし、そんな彼は、妻の浮気に悩まされていた。
そんな矢先に、妻と愛人のプロゴルファーが何者かによって、殺害されてしまう事件が起きる。
アンディは、殺人の動機もあったことから、
容疑がかかり 無実であると主張するが、終身刑に処されてしまう。
送られた先は、ショーシャンク刑務所。
この刑務所には、終身刑の者ばかりが集められ、凶悪な人ばかりが収容されていた。
囚人の黒人男性のレッド。 彼は、殺人罪で終身刑になり、今年で服役20年目のベテラン死刑囚だ。
彼は、刑務所での調達屋をしているという。 アンディは、入所当時、誰にも心を開く事はなかった。
ひとりで行動し、ひとりで食事をする。 しかし、一か月ほど経過した頃に、ようやく口を開く。
初めて彼が声をかけた相手は、調達屋のレッドだった。
アンディは、ロックハンマーの調達を依頼した。
レッドは、これだけは約束してくれと言い、 ハンマーで人を殴ってはいけない。
穴を掘って脱獄することには使うなと忠告をする。
アンディは「鉱物の趣味を復活させたいだけだ」と語った。
ロックハンマーを取り寄せたレッドは、 そのハンマーの小ささを見て、取り越し苦労と感じる。
それほど、小さなハンマーだったのだ。
人の命を奪う事はおろか穴を掘って脱獄をするなんて、 600年はかかりそうだと軽く笑みを浮かべる。
それがきっかけで、アンディはレッドと話をするようになり、
しだいに心を許しあえる仲になっていった。
ある日、アンディは、囚人のボグスたちに襲われ、 抵抗もむなしく、暴行されてしまう。
それからアンディは、毎日こんな状況に耐えていく。
アンディの顔には、傷が絶えなかった。 2年が過ぎたころ、彼の生活を変える岐路がやってくる。
刑務所の屋根をペンキで塗る作業員が募集されたのだ。
外での作業は珍しく、12人の募集に対し100人以上が志願した。
レッドは刑務官に賄賂を渡し、自分と仲間たちを加えるように仕向けた。
そこにアンディも姿もあった。
刑務官の監視の目がありつつの作業だったが、
久しぶりに日差しを浴びての肉体労働は楽しく、レッドたちは高揚感に浸っていた。
その時、刑務主任が同僚に愚痴を洩らしているのを、アンディが偶然にも耳にする。
刑務主任の兄が、大金の遺産を遺し亡くなってしまった。
しかし、相続税がかかり、実際に手にする金額は微々たるものだと愚痴をこぼしている。
聞いていたアンディは刑務主任に、 「奥さんを信じていますか? 裏切られる心配は?」と質問。
囚人が話に割り込んできたことに苛立ちを覚え、
刑務主任はアンディを屋上から突き落とそうとした。
アンディは「合法的に節税ができるやり方がある」と伝え
さらに、そのための書類は、銀行の副頭取だった自分が書くと話した。
アンディの適格なアドバイスに、刑務主任は耳を傾ける。
優秀な銀行員だけあって、アンディは、抜け道にも長けていた。
アンディは「その代わりに、仕事終わりの仲間にビールをおごってくれ」と頼み込んだ。
アンディの迅速な対応によって、刑務主任は多額の遺産を相続することができたのだった。
約束の証として、仲間たちは仕事終わりにビールを受け取った。
アンディはというと「おれは酒を飲まない」と言い、
ビールを受け取らず、 楽しそうにしている仲間たちを見ては、笑みを浮かべていた。
映画「ショーシャンクの空に」あらすじストーリー結末【承】
欲のために動いたわけではないと知り、囚人にも刑務官にも好印象を持たれることとなった。
ある日、映画上映で当時人気だった女優のリタ・ヘイワースを見たアンディは
レッドにリタ・ヘイワースのポスターを依頼する。
その直後、アンディはいつものようにボグスたちに絡まれてしまう。
抵抗したアンディは半殺しの目に遭い、1か月の入院生活を余儀なくされる。
ところが入院している間、思いがけない事が起こる。
相続の件で世話になった刑務主任が、
アンディ暴行の首謀者であるボグスに体罰を加えていたのだ。
結果、ボグスは半身不随となり、療養所がある刑務所に移送されていった。
そして、アンディには誰も手を出さなくなった。
退院したアンディが刑務所に戻ると、
部屋には、女優のリタ・ヘイワースのポスターが 退院祝いとしてレッドから贈られていた。
後日、独房の抜き打ち検査が行われ、アンディの部屋に、ノートン所長が訪れる。
しかし、抜き打ち検査というのは表向き。
本当の目的は、元銀行員としての能力が評価され、
所長は、アンディに経理の仕事を任せようとしていたのだ。
所長に呼ばれたアンディは、洗濯係から図書係に異動だと聞かされ
図書係センパイのブルックスの助手という名目で
図書室という空間を利用して、所長や刑務官たちの税務処理を任されるようになっていく。
本も好きだった事もあり、アンディは図書室での税務処理を気に入っていた。
そんなある日、図書係センパイのブルックスの仮釈放が決まる。
しかしブルックスは喜ぶどころか、 祝福する仲間の一人に、刃物を突き立て、混乱しているご様子。
50年の間、刑務所で暮らしてきたブルックスにとっては、 外の世界は恐怖そのものだったのだ。
刑務所とは、囚人たちにとって、憎むべき場所だ。
しかし、次第に慣れ、最終的には壁に守られていると語る者も少なくなかった。
仮出所の手続きを経て、ブルックスが出所。
50年前は、珍しかった車も、いまではそこら中で走り回っている。
時代に取り残されたブルックスは強い疎外感を味わう。
そんな彼は、仕事にもついていけず、絶望し、自ら命を絶ってしまったのだ。
壁に「ブルックス ここにありき」と綴り、この世を去ったのだった。
ブルックスの話を聞いたレッドは他人事とは思えなかった。 レッドだけでなく、他の者もそうだ。
刑務所に入っていた時期が長ければ長いほど、 外に出た時の孤独感が尋常ではないことを悟る。
すると、アンディは、図書室で見つけた『フィガロの結婚』のレコードを取り出し
放送室に立てこもり、レコードの曲を流す。
教養がない囚人たちにも、その美しいメロディに聞き入り、束の間の自由を感じる。
映画「ショーシャンクの空に」あらすじストーリー結末【転】
この騒動によって、アンディを2週間の懲罰房行きとなってしまった。
懲罰房から戻ってきたアンディにレッドは 「なぜあんなことをしたんだ?」と問いかける。
するとアンディは、「人には絶対に奪えないものがある。
それは希望だ」と語り 刑務所のみんなに、音楽を通して、希望をもってほしかったという。
その後、ノートン所長は、公共の労働力として、囚人たちを働かせる事業を進めていた。
社会奉仕のボランティアとメディアには伝えていたが、
実際は裏取引でお金を受け取っていた。 お金を管理していたのは、もちろん、アンディだった。
帳面上の取引を支え、架空の人物ランドール・スティーブンスという人物を作りだし、
すべてはその口座に入るようにしていた。
出生証明書や運転免許証なども隠蔽し、バレる心配は皆無だった。
歳月は流れ、新たな囚人の入所によって、思いがけない真実を知る。
トミーという若い男性囚人。 彼は、窃盗で何度も捕まり、あらゆる刑務所に転々としてきたという。
ある日、アンディの罪状の話題になり、話を聞いていたトミーは顔をしかめる。
それは、トミーが以前いた刑務所で、
「プロゴルファーの男と女をヤっちまったら、自分の代わりに、銀行員だった旦那が捕まった」
と 笑いながら話す男がいたと語り始めた。
その旦那とは、他でもないアンディの事だった。
まさかアンディが本当に冤罪だと思わず、驚くレッド。
犯人の居場所を知ったアンディは、
具体的な証言を所長に話し、再審を求めるが、所長に拒否されてしまう。
トミーがアンディを喜ばせるためについた嘘だと決めつけたのだ。
しかし、実際は長年アンディに不正な仕事をさせていたことが 出所によって、
明るみになることを恐れての拒否だった。
さらには、「頭を冷やせ」と言いがかりを付け、1か月間の懲罰房行きを命じる。
アンディの心を折り、出所を諦めさせようとしていた。
アンディの件を知っているトミーは 刑務主任に呼び出され、口封じのため射殺されてしまった。
その後、懲罰房から出たアンディは、
レッドから、トミーのことを知らされたが、唐突に自分の夢を語り始める。
「出所したら、ジワタネホに行きたい!メキシコの太平洋に面している小さな町だ」
「海岸の近くに小さなホテルを建て、古いボートを修理し、客を乗せて釣りに出かけるのが夢だ」
アンディは「その時には、ホテルに調達屋が必要になる」と言いレッドを自分の夢に誘う。
レッドは、外の世界には調達屋など必要ないだろうと笑い飛ばす。
そして、アンディは、もし君が外にでることになったら、
バクストンにある牧草地に、大きなカシの木が生えている場所がある。
その下を掘り返せば何かが埋まっているはずだ。それを君にあげる。 と意味不明なことを伝える。
レッドは、急に不自然な事を話し出すアンディを心配する。
妻を失い、トミーがなき今、無実も立証できない。精神的に追い込まれていると感じるレッド。
彼は、囚人仲間に「アンディに気をかけてくれ」と呼びかける。
案の定、アンディにロープをくれと頼まれた仲間が声を上げた。
しかし、既にロープは、彼の元に渡ってしまっていた。
その夜、レッドは今までにないほど長い夜を過ごした。
「どうかアンディが自らの命を投げ出さないでくれ」と神に祈る。
外では、豪雨と共に雷鳴が鳴り響いていた…。
映画「ショーシャンクの空に」あらすじストーリー結末【結】
長い夜が明け、 点呼の時間になっても、やはりアンディは部屋から出てこなかった。
最悪の予想をしたレッド。 部屋を見に行った刑務主任は、違う意味で唖然としていた。
アンディは忽然と姿を消したのだった。
所長も、自身の不正を知るアンディが消えた事で、動揺を隠せない様子。
怒り任せ、ポスターに向かって物を投げつける。
当たった際に、違和感を感じ、ポスターを破ってみると、
そこには、人が入れるほどの大きな穴が空いていた。
そう、この穴からアンディは脱獄していたのだった。
夜な夜な少しずつ削り レッドが600年はかかると
冗談で言っていた壁掘りをアンディは20年でやってのけたのだ。
さらに、アンディは脱獄後の計画も練っていた。
刑務所が大騒ぎになっている頃、 ひとりの男が銀行に現れる。
彼の名はランドール・スティーブンス。 隠蔽するために作り上げた架空の人物だ。
アンディは、架空の人物のランドール・スティーブンスになり代わったのだ。
銀行の口座を解約すると、所長が貯めた裏金をすべて持ち去っていった。
20年間の刑務所暮らしの退職金のようなものだ。 お勤めご苦労様でした。
さらに後日、新聞では「ショーシャンク刑務所で不正と殺人が蔓延」と明るみになっていた。
刑務主任は殺人容疑で逮捕され、所長は拳銃で自らの命を絶つ。
しばらくして、40年の刑期を迎えるレッドは、仮釈放の面談を行っていた。
毎度、模範的な回答で反省が感じられなかったレッドだったが、
今回は本当に自分の犯した罪を後悔している事を語り、 更生したと認められ、仮釈放となった。
40年ぶりの外の世界。 しかし、彼はブルックスと同様に外の世界に戸惑っていた。
ブルックスが借りていた部屋を案内され 部屋の壁の
「ブルックスここにありき」の文字を見ながら レッドもまた自らの命を絶つことを考えてしまった。
しかし、レッドは、アンディの希望を捨てるなという言葉を思い出し、
アンディと、最後に交わした約束の場所へ向かった。
バクストンの牧草地へたどり着き、 カシの木の下を掘り返してみると、手紙とお金が入っていた。
手紙には、「いまこそ調達屋が必要だ」と添えられていた。
レッドは、思わずジワタネホという言葉を口にする レッドは、希望に向かい走り出した。
太平洋は青く澄んで、どこまでも広がっている。
海岸を歩いたレッドの目に、ボートを修理するアンディの姿。
アンディとレッドは笑顔で再会して物語は幕を閉じた。
映画「ショーシャンクの空に」感想
本作品は、辛くても希望をもって強く生きようと思える良い話でした。
驚くような伏線もあって、見やすい映画だったと思います。
モーガン・フリーマンさんが若くてもあまり変わってなくて少し草生えました。
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