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映画「ベイブ/都会へ行く」作品紹介
製作国
アメリカ映画
公開日
1998年
上映時間
97分
監督
ジョージ・ミラー
キャスト
エズメ・ホゲット – マグダ・ズバンスキー
アーサー・ホゲット – ジェームズ・クロムウェル
ランドレディ – メアリー・ステイン
ファグリー・フルーム – ミッキー・ルーニー
子供のベイブ – エリザベス・デイリー
映画「ベイブ/都会へ行く」あらすじ
牧羊犬コンテストで優勝し、人気者のベイブ。
ある日、ベイブの失敗で飼い主のアーサーに大怪我を負わせてしまい、 牧場の経営が苦しくなってしまう…
映画「ベイブ/都会へ行く」あらすじストーリー結末【起】
※この先ネタバレ含みます。
牧羊犬コンテストで優勝し人気絶頂のベイブ。
そんな、ベイブは主人のアーサー夫妻と動物の仲間達に囲まれて幸せな日々を送っていた。
人気者のアーサーとベイブの元には、マスコミからの取材が毎日のように殺到していた。
しかし、アーサーは変わらない平穏な生活を好み、全ての依頼を断っていた。
そんなある日、井戸で水汲みをしいているアーサーを手伝おうとするが、ベイブの不注意で、アーサーに大怪我を負わせてしまった。
ベイブは悪びれた仕草を見せる。
その結果、アーサーは動けなくなり、嫁のエズメが牧場を切り盛りするが、ひとりではどうしようもなく、収入も減り、とうとう借金まで抱えてしまった。
タイミング良く、ベイブにイベントへの出演依頼が来る。
エズメは、藁にもすがる思いで、依頼を引き受ける。
農場の仲間と別れ、エズメと都会へ向かう。
飛行機に乗るのが始めてだったエズメは、誤って救命胴衣を膨らませてしまうくらいのおっちょこちょい。
やっとの思いで到着したが、初めての都会でさっそくトラブルに巻き込まれてしまう。
荷物置き場で、エズメを待つベイブに一匹の犬が忍び寄る。
その犬とは、麻薬捜査犬だった。
エズメは、初めての旅路で動揺していたこともあり、挙動不審から運び屋と勘違いされ、拘束されてしまったのだ。
誤解は解けたはいいが、既に依頼されていたイベントは終わってしまっていた。
しかも、帰りの飛行機は2日後。
ホテルを探すが、都合よく「子豚ちゃん受け入れOK」のホテルが見つかるはずもなく、途方に暮れるメス豚ちゃんと子豚ちゃん。
そこへ、一人の男性が親切にもホテルを紹介してくれた。
なぜ親切にしたのかは、考えるまでもない。
仲間をほっとけなかったのだろう。
「ここなら、子豚ちゃん付きでも泊めてくれるはずだ」と言われ、メモを頼りにホテルへと向かった。
映画「ベイブ/都会へ行く」あらすじストーリー結末【承】
動物受け入れホテルと聞いて、安心してお願いするも、ホテルのオーナーから「うちは動物禁止です」「気は確かですか?」と言われてしまう。
?マークになりながらホテルを出ると、裏口からホテルのオーナーが声をかけてくる。
どうやら先程の冷たい対応は、ホテルに動物を泊める事を良く思わないご近所へのアピールだったようだ。
中へ案内されると、そこには、犬・猫・猿など。
とくかく動物だらけの奇妙なホテルだった。
部屋に着くと、エズメはアーサーに電話するためにベイブを残し、外出する。
しかし、その間に悪戯好きの猿がエズメのカバンを盗んでしまう。
サルを追いかけ、オーナーの家族のファグリーの部屋に入り込んでしまう。
ファグリーは、猿達を使いマジックショーを行っている人物だった。
ベイブに目を付けたファグリーは、自分のショーに出演させようと企てる。
エズメが部屋に戻ると、カバンとベイブの姿がない事からパニックに。
街に探しにいくと、トラブルに巻き込まれ、またしても、警察に拘束されてしまうのだった。
その頃、ベイブは猿達と共にショーに参加させられていた。
しかし、ベイブの不注意で火事が起き、マジックショーは大失敗に終わる。
ホテルに戻ったベイブはエズメの帰りを待つが、帰ってくることはなく、都会の街で独り寂しい夜を過ごす。
映画「ベイブ/都会へ行く」あらすじストーリー結末【転】
翌朝、ホテルのオーナーはケガをしているファグリーを連れて病院に訪れていた。
もちろん、ホテルには動物のみ。
動物達を世話する者がいなくなり、みんな空腹だった。
耐えかねたチンパンジーのボブが、外に食料を求めて出ていいく。
ベイブも共に食料を探しに行くが、ボスから番犬のルテリアの見張り役をしろと言われてしまう。
案の定、ベイブは番犬に追いかけられ、助けを求めるが誰も答えてくれなかった。
もうダメだと思い、アーサーを顔を思い浮かべる。
しかし、飛び掛かってきた反動で川に落ち、難を逃れた。
川から這い上がったベイブは、橋から落ちそうになっている番犬ルテリアの姿を発見する。
しかも、鎖が引っ掛かり、顔だけが川に入り込み危険な状態だった。
他の動物は、罰が当たったんだと見て見ぬふり、しかし、ベイブは違った。
さっきまで、自分の痛めつけようとしたルテリアを救い出したのだった。
その様子を見ていた動物から慕われ、ベイブは「ボス」と崇められるようになったのだ。
その動物たちは、飼い主に捨てられ、行き場をなくしていた。
ベイブは、ホテルで一緒に過ごそうとみんなを誘い、ホテル内はてんやわんや。
「ベイブは俺たちのボスだ」とみんな歓喜の鳴き声をあげていた。
さらに嬉しいことに、ベイブを心配し、牧場から友達のアヒル君が駆けつけてくれた。
再会を喜ぶ2匹。
そんな中、ホテルが騒がしいと思った隣人に保健所へ通報されてしまう。
そして、動物たちは次々と保健所へと連れて行かれてしまった。
なんとか逃げ延びたベイブだったが、残ったのはこの3匹のみ。
ベイブたちは、仲間を救うため、急いで後を追いかける。
ご自慢の優れた嗅覚で、仲間を追う。
映画「ベイブ/都会へ行く」あらすじストーリー結末【結】
一方、エズメは裁判所で事情を説明していた。
「私は夫の大切な子豚を探しているだけ」と話すと、裁判長に思いが通じて、釈放される。
裁判長も何か感じるものがあったのだろう。
無事ホテルに戻り、ベイブを探しにいこうとするが、病院から戻ったホテルオーナーもまた、動物が保健所に連れて行かれたとして嘆いていた。
それを聞いたエズメは、保健所にベイブもいるかも知れないと、オーナーを連れて保健所へ駆けつける。
日は暮れ、夜の闇に乗じて、忍び込んだベイブ達は見事に仲間を救い出していた。
逃げる途中に、近くで開催されていたパーティー会場に紛れ込んでしまった。
動物乱入の騒ぎを聞きつけたエズメ達も駆けつける。
そこには、おいしそうなベイブをご飯の食材にしようとするコックの姿。
動物たちを無事に連れて帰るために乱闘騒ぎにまでなってしまった。
エズメはおっちょこちょいではあるが、思いのほか俊敏で大騒ぎする圧巻のシーン。
闘いの末、エズメのもとへ帰ることができ、他の動物たちもオーナーの元へ帰ることができたのだった。
この件が、きっかけで、エズメとホテルのオーナーは仲良くなり、牧場の経営事情を知ったオーナーは、ホテルを売り払うと伝える。
そして、お互い足りないモノを補う合おうという話から、ホテルを売ったお金で農場の借金を返済し、動物と楽しく暮らしたいオーナーは農場へと移り住んだのだった。
アーサーの怪我も治り、元の牧場に戻っていた。
こうして、ベイブは、穏やかな日常を取り戻したのだった。
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