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映画「今日も僕は殺される」作品紹介
製作国
アメリカ、イギリス共同制作映画
公開日
2007年
上映時間
88分
監督
ダリオ・ピアーナ
キャスト
イアン・ストーン=マイク・ヴォーゲル
ジェニー・ウォーカー=クリスティーナ・コール
ブラッド・カプル=マイケル・ディクソン
映画「今日も僕は殺される」あらすじ
大学生の青年が、ある日道端に居る「何か」を目撃し、それを境に毎日のように殺され続ける。必死になぜ自分が殺されるのかを調べていくと、「ハーヴェスター」と言う存在にたどり着く。そして、仲間だと名乗る謎の老人も現れ、物語は誰も良そうしていない方へと加速していく。果たして殺される理由とは…?
映画「今日も僕は殺される」あらすじストーリー結末【起】
※この先ネタバレ含みます。
物語の舞台は、現代のアメリカ。
大学生のイアンは、アイスホッケーのエースとして活躍していた。
しかし、その試合には負けてしまい、しかもその原因は審判の不正によるものだった。
それを知ったイアンは苛立ちを抑えきれなかった。
そんなイアンを見て、優しく慰める恋人のジェニー。
彼女のやさしさに包まれたイアンは、冷静になりジェニーを自宅まで送り届ける。
そんな帰り道、線路に倒れている「何か」に気付く。
その「何か」は、人間の姿のように見えるが、全身が真っ黒でとても不気味な雰囲気だった。
イアンは車を降り、それが何かを確かめようとしたが怖くなり引き返そうとする。
しかし、突然「何か」は動き出しイアンに襲い掛かる。
必死に抵抗するが、「何か」の力はとても強く、抵抗虚しく、
線路まで引きずられ、押さえつけられてしまう。
そして、電車に轢かれてイアンは絶命してしまうのだった。
これが1度目の死。
映画「今日も僕は殺される」あらすじストーリー結末【承】
目覚めたイアンは、スーツを身に纏い会社員として見知らぬオフィスで働いている。
イアンは何が起こっているのか分からず、
混乱していると、恋人だったはずのジャニーが、職場の同僚としてやってくる。
戸惑いながらも、残った仕事に取り掛かる。
仕事を終えたイアンは、帰りのエレベーターの中で何か怯えてる様子の男性と乗り合わせる。
しかも、この男性には見覚えがあった。
地上に到着するなり、その男性は尋常ではないスピードで走り去っていく。
イアンが会社を出ると、先ほどの男性が路上で倒れており、数人の野次馬に囲まれていた。
その野次馬の中の一人が、男性の何かを吸い取るような動作をするが、
イアンにはそれが何をしているのかは分からなかった。
記憶が混在しながら、何故か自然と家へ帰宅したイアンは、
妻だと名乗るメディアに今日の出来事を相談する。
そして、エレベーターで出くわした奇妙な動作をした男性について
「アイスホッケーをしていた頃、不正をしていた審判にそっくりだった」と話した。
しかし、メディアからは「あなたはアイスホッケーなんてしたことないでしょ?」と告げられる。
イアンは、なぜ自分に身に覚えのない記憶があるのか不気味に感じ悩んでいた。
翌日、仕事へ向かうイアンだったが、
ふと腕時計に目を向けると、秒針が止まっていることに気付く。
すると、バスに同乗していたアイスホッケーのユニフォームを着た男性に揶揄われイアンは、
同じバス停で降り、その男性を追いかけた。
その途中、突然見知らぬ老人から声を掛けられる。
老人の名前はグレイ。
彼はなぜかイアンの名前や動向などを知っている様子だった。
自分のことを知る見知らぬ老人に戸惑っていると、
「時計が止まるとヤツらが現れる」と慌てた様子でイアンに告げた。
さらに、グレイは、イアンは謎の集団「ハーヴェスター」から狙われているのだと言う。
その集団の目的は不明だが、イアンが以前の記憶を取り戻すことを恐れており
記憶を消そうとイアンを監視しているとグレイは語った。
しかも、今存在しているこの世界は「ハーヴェスター」が作り出した世界だと言うのだ。
そして、「ハーヴェスター」は殺す度に新たな世界を作りイアンに別の記憶を植え付け、
違う日常を過ごさせ、また、前回の記憶が戻りそうな兆候が見られれば、
すぐに殺しにやってくると言うのだ。
突然の話に戸惑いながらイアンは聞いていた。
すると、とつぜん「ハーヴェスター」が現れグレイは連れ去られてしまった。
危険を感じたイアンは、怖くなりその場を逃げ出してしまう。
何とか、家へ逃げ帰ったが、今度はメディアの様子がおかしいことに気付く。
しかし、気付くの遅れ、イアンはまたしても命を落としてしまった。
2度目の死。
映画「今日も僕は殺される」あらすじストーリー結末【転】
次に目を覚ますと、今度はタクシードライバーとして働いていた。
後部座席を見ると、そこにはお客としてジェニーが座っている。
目的地へ到着したイアンは、そこで前回の記憶を取り戻してしまう。
すると、またしても時計が止まり、慌てて逃げ出すイアンの前にグレイが現れる。
今度は「必ずジェニーを守り抜け」と警告される。
またしても、「ハーヴェスター」の襲撃に合い、またしても、殺されてしまう。
3度目の死。
再び目を覚ますと、今度は職業安定所の職員になっていた。
担当している人は、またしてもジェニーだった。
グレイの言葉を思い出したイアンは、違う世界に行くたびに
必ず登場するジェニーこそが鍵なのだと確信する。
しかし、思い出したことにより時計が止まり「ハーヴェスター」によって殺されてしまった。
4度目の死。
映画「今日も僕は殺される」あらすじストーリー結末【結】
次に目を覚ますと、イアンは薬物中毒者として過ごす世界だった。
ジェニーは、同じアパートに住む隣人として生活しており、
イアンは、部屋へ押しかけ、二人の思い出をジェニーに語る。
その甲斐あって、ジャニーは混在する記憶の中で本来の自分の記憶を取り戻す。
すると、「ハーヴェスター」が現れ、二人を襲う。
何とか、地下鉄へ逃げ込んだ二人だったがそこへ、グレイが現れイアンに告げる。
実は、グレイは「ハーヴェスター」で、イアンも同類だと言う。
衝撃の事実に言葉を失うイアン。さらに追い打ちは続いた。
元々は、人間の恐怖を糧に生きる不死の存在だったが、いつからか、
人間の苦痛をも糧とするようになってしまった。
人間の死に際に見せる恐怖と苦痛は、彼らにとって最高の麻薬なのだと言う。
そして、悪い「ハーヴェスター」は人間を殺してその快楽を得るようになってしまったのだと。
その行動に、戦うことを決意したのがイアンとグレイだったのだ。
さらに、イアンはその中でも最強の「ハーヴェスター」と謳われる存在だったと知らされた。
妻として登場した「ハーヴェスター」メディアは、イアン達を自分たちの仲間に引き込むか、
このまま記憶を奪い続けるかと策を企てている様子だった。
この永遠に続く輪廻を脱出する為には、ジェニーの死守が必要不可欠。
グレイは、イアンに念を押し姿を消していった。
その後、メディア達に襲われたイアンは、ジェニーを守る為、自ら電車に飛び込み死んでしまう。
次の世界では、イアンは病院のベッドに縛られた状態で目を覚ます。
時計を見ると、すでに時間が止まっており、メディア達が現れ、イアンに話しかける。
かつて、イアンは仲間の「ハーヴェスター」を殺しており、
不死であるはずの彼女達を、どうやって殺したのかを知りたがっていたのだ。
執拗に拷問して聞き出そうとするが、口を割らないイアン。
しかし、メディア達もどの世界にも必ず現れるジェニーが鍵を握っていると気づいてしまう。
この世界では、ジェニーは看護師として働いており、メディア達は彼女を探しに出ていく。
一人になったイアンの元へ、再びグレイが傷だらけの状態で現れる。
そして、ジェニーから与えられる愛の力は恐怖から得られる力より強大で、
ハーヴェスターを倒すことが出来るとイアンに告げた。
グレイも、かつて人間の女性を愛したが守ることが出来ず殺されてしまったのだと語る。
ジェニーを守る力をイアンに与える為、グレイは最後の力を込めて
イアンに力を託し消滅してしまった。
力を得たイアンは、「ハーヴェスター」を次々と倒し、メディアとの決戦に挑む。
ジェニーを人質に取られてしまうが、腕を刃に変形させて彼女ごとメディアを貫く。
メディアは消滅し、ジェニーはイアンの力によって命を与えられ、一命を取り留めた。
気が付くと、イアンはアイスホッケーの試合に出場していた。
試合に勝利したイアンは、祝福に現れたジェニーに「ありがとう」
「僕を人間にしてくれて」とジェニーに感謝の気持ちを伝えた。
映画「今日も僕は殺される」感想
この作品は、タイムリープ系映画で殺されては生き返る作品でした!タイトルを見る限りとても面白そうな感じではありましたが、最終的に設定が中途半端でタイムループ系で初のハズレとういの率直な感想でした…
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