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映画「悪の法則」作品紹介
製作国
アメリカ映画
公開日
2013年
上映時間
117分
監督
リドリー・スコット
キャスト
カウンセラー – マイケル・ファスベンダー
ローラ – ペネロペ・クルス
マルキナ – キャメロン・ディアス
ライナー – ハビエル・バルデム
ウエストリー – ブラッド・ピット
映画「悪の法則」あらすじ
ある日、1人の男性がプロポーズの為に指輪を買いに来ていた。
しかし、思ったよりお金がかかった為、金欠になってしまい 悪友に仕事を紹介してもらい軽い気持ちで始めたが…
映画「悪の法則」あらすじストーリー結末【起】
※この先ネタバレ含みます。
アメリカ、テキサス州。
弁護士のカウンセラーは、恋人ローラへプロポーズするために指輪を買いに来ていた。
「気兼ねなく嵌められるダイヤの指輪を」と希望したが、「女性は欲張りなものだ」と宝石商は言い、今流行りの4カラット弱のダイヤの指輪を勧められる。
結局その指輪を購入するが、カウンセラーが予定していた額よりも高めの買い物になってしまった。
カウンセラーとライナーは長年の友人だ。
ライナーはレストランやナイトクラブを経営しており、彼が主催するパーティーに招待される。
そこでライナーから、貿易関係の仕事を手伝ってくれないか?と誘いを受ける。
しかし、ライナーの素性をしっているカウンセラーはそれが麻薬に関することだということを直感する。
高額な報酬は、指輪を買って金欠のカウンセラーには、魅力的だった。
「もしこの道に入るなら、どこかで決断を迫られる時が必ずくるだろう」と警告され、カウンセラーは「本格的にする気はない」と言い、ライナーの警告を聞き流す。
すると、ライナーは裏稼業で暗殺に使われる「ボリート」という小さな装置の話をする。
それは、スチール製のケーブルを巻き取る輪っか状のもので、ボリートが作動すると頸動脈が切られ、絶対に助からないと言う。
もし裏切るようなことがあれば…とカウンセラーに確かめをかけていた。
それでもカウンセラーは「少しだけ稼いですぐ足を洗えばいい」という安易な気持ちのままでいた。
映画「悪の法則」あらすじストーリー結末【承】
翌日、カウンセラーはレストランでローラに指輪を渡して、プロポーズをする。
ローラはとても喜び、結婚するとすぐ答えた。
カウンセラーは2度目の結婚になるが、それでもローラはカウンセラーとの結婚を喜ぶのだった。
メキシコにあるライナーのところへローラと共に訪問する。
ライナーは今までいろんな女性と付き合ってきたが、現在はマルキナという女性と暮らしている。
マルキナは2匹のチーターを飼い、自分の肩から背中にかけてもチーターの模様のタトゥーを入れている。
マルキナはローラと女同士、プールで寝そべりながら、ローラの婚約指輪を見ていくらの価値があるか教えようかと話す。
しかし、ローラは聞かなかった。
カウンセラーとライナーは男同士で話をしていた。
カウンセラーが「密輸取引の出資に参加する」と答え、ライナーはウェストリーという男を派遣すると話した。
ウェストリーは仲買人の男性だ。
実は、ライナーのパートナーであるマルキナはとても頭がキレ、下手をすると自分よりも賢いかもしれないとライナーは焦りを感じていた。
いつか騙されるかもしれないという危機感を持ちながら生活を送っていた。
ここに少々問題があったのだ。
ライナーの見立て通り、マルキナは非常に賢い女性だった。
奔放な面を出しながらもライナーがしようとしていることを観察し、ライナーたちが麻薬取引に出資することを突き止める。
カウンセラーはウェストリーに会いに行く。
彼はカウンセラーに取引の報酬について、およそ20億の儲けが出るので、それを出資者で分け合うと説明する。
一方でこの仕事は危険も伴うとカウンセラーに念押しをする。
仕事で少しでも不正を行なった者は消されること、去年3000人が麻薬絡みで殺されたことなどを忠告し「やるなら根性を据えろ」と告げた。
映画「悪の法則」あらすじストーリー結末【転】
テキサス州立刑務所を訪問したカウンセラーは、自分が弁護するルーシーに依頼をされる。
ルーシーは今度裁判を受ける身の中年女性で、息子が面会に来る途中でスピード違反で捕まり、保釈金が必要なのだそうだ。
カウンセラーは息子の保釈金を出してやることを承諾する。
後日、密輸計画が実行される。
取引の計画は「下水処理会社」のバキュームカーが、コカインを入れたドラム缶を運び出し、シカゴからは、運び屋の男がヘルメットの中に入れて運ぶ手筈になっていた。
ところが、車道に張られたワイヤーに運び屋のバイクの男の首が切断され即死してしまう。
今回から関わったカウンセラーは当然疑われる。
カウンセラーが今回から加わったこともあり、信用問題として紹介したライナー、そして仲買人のウェストリーも窮地に陥ってしまう。
カウンセラーは真相を解明しようとするが、ウェストリーは「こういう事態に陥ってしまうと、もうなにをしても無駄なのだ」と話した。
犯罪組織にとっては、真犯人が誰かなどという問題は些細なことで、疑われてしまった段階で終わりなのだ。
ウェストリーは、早々に地元であるイギリスへと逃亡しようとしていた。
その後、またしても取引が妨害されてしまう。
コカインを積んだバキュームカーが運搬中、パトカーに停められしまう。
しかし、パトカーは偽物で、何者かに車ごと奪われてしまった。
自分たちが関わってから取引がどんどん悪い方向に転がっていくため、ライナーもカウンセラーの周囲にスパイがいるのではないかと疑っていた。
そして、仲介役のウェストリーとの連絡も途絶えたカウンセラーは、ローラだけを連れて逃げようと考え始める。
先にローラを空港へ向かわせ、アイダホ州に行くように伝える。
しかし、そんな矢先、ローラは空港の駐車場で組織に拉致されてしまう。
麻薬組織の手は次第に、ライナーにも伸びる。
マルキナは早々に見切りをつけて「最後の時を迎える頃、私はいない」と覚悟を決めていた。
そして、ライナーは組織によって消されてしまうのだった。
映画「悪の法則」あらすじストーリー結末【結】
ライナーとも連絡が取れなくなり、その焦りはピークに達している。
ローラとの待ち合わせ場所にいくが、先に着いた筈のローラはいつまで待ってもやってこない。
絶体絶命になったカウンセラーは、同業者のエルナンデス弁護士に電話をかけ、助けを求めた。
そして、エルナンデス弁護士の事務所を訪れるが、エルナンデスは「私をこれ以上巻き込まないでください」と頼りにはならなかった。
エルナンデスはローラについて「努力はしますが、ローラが助かる見込みは少ない」と告げた。
そのころ、イギリスに逃亡したウェストリーは、ホテルでは、女性に出会い声をかける。
しかしこのブロンド女性は、マルキナに雇われていたのだ。
ウェストリーは殺され、パソコンの入ったスーツケースをマルキナに奪われてしまった。
女性が得た情報によって、マルキナはパソコンから投資銀行の情報を得る。
一方、カウンセラーはホテルを転々と移り、逃げ回っていた。
少年が荷物を届けに部屋へやってくる。
そこにDVDが入っており、ローラの死を悟ったカウンセラーは泣き崩れる。
いつでも殺せるぞという組織側からの威嚇でもあった。
マルキナは、投資アドバイザーの友人マイケルという男性に会っていた。
マルキナは手に入れた20億円をダイヤに変え、香港に飛ぶつもりでいた。
マイケルが飼っていたチーターの様子を尋ね、マルキナは「シルヴィアは死んだ。ラウールは生きている」と答える。
「美しい姿とその習性は表裏一体。臆病者など残酷よ。これからの戦いは凄惨を極める」と言うマルキナは、獲物と狩人の関係を話しているように見せかけながら実は人間の本質を語っているのだった。
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